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2026年08月21日

骨がないと言われた方へ|インプラントと骨造成でできること

「インプラントを希望したのに、骨が足りないため難しいと言われてしまった」——そんな経験から、もう入れ歯しかないのかと不安に感じている方は少なくありません。
ただし、骨が少ないからといって、必ずインプラント治療ができないわけではありません。不足している骨を補う「骨造成」を組み合わせることで、治療を検討できる場合があります。
この記事では、なぜ骨がないとインプラントが難しいのか、骨が足りなくなる原因、骨造成の種類や費用の考え方、そして他院で断られた方が次に何をすればよいのかまで順を追ってご説明します。
 

■骨がないとインプラントができないと言われるのはなぜ?

 

インプラントの構造

 
インプラントは、あごの骨に人工歯根となるインプラント体を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療です。そのため、インプラント体を支えるためには、あごの骨に一定の厚みや高さが必要になります。
骨が不足した状態では、インプラント体を適切に固定することが難しく、治療後の安定性にも影響する可能性があります。
骨が不足している場合、そのままの状態ではインプラント治療が難しいことがあります。ただし、骨を補う処置を組み合わせることで、治療を検討できる場合もあります。まずは骨がどの部位で、どの程度不足しているのかを確認することが大切です。
 

■インプラントの骨がない状態を招く主な原因

インプラントを支える骨が不足する背景には、いくつかの原因があります。原因や骨の状態によって必要な対応も異なるため、まずはCT検査などで詳しく確認します。
 

抜歯後に長く放置していた

歯を抜いたあとの部分では、時間の経過とともにあごの骨が少しずつ吸収されることがあります。
そのため、抜歯後から長期間が経過している場合、いざインプラント治療を検討したときに、骨の厚みや高さが不足していることがあります。ブリッジや入れ歯を長期間使用していた方でも、骨がやせている場合があります。
 

歯周病が進行していた

歯周病が進行すると、歯を支える歯槽骨が失われていきます。
歯周病によって歯を失った場合、その周囲の骨も減少していることがあり、インプラントを支えるための骨が不足することがあります。歯周病の進行を防ぐためにも、日頃から予防歯科で定期的な管理を受けることが大切です。  

上あごの骨量や歯の周囲の炎症

上あごの奥歯の上には、「上顎洞(じょうがくどう)」という空洞があります。そのため、上あごの奥歯ではインプラントを埋め込むための骨の高さが十分に確保できないことがあります。
また、歯の根の先に炎症が起きていた場合や歯が割れていた場合などには、その周囲の骨が失われていることもあります。もともとの骨格にも個人差があるため、骨が不足する原因は一つとは限りません。
 

■骨がない場合でもインプラント治療ができることがある

 

インプラント治療を行う診療室

 
骨が足りない場合でも、不足した骨を補う「骨造成」という処置を組み合わせることで、インプラント治療を検討できることがあります。
骨造成とは、骨補填材やご自身の骨などを用いて、インプラントを埋め込むために必要な骨の厚みや高さを補う処置の総称です。
当院では、他院で「骨がないため難しい」と言われた方のインプラント治療にも対応した症例があります。また、ストローマンガイドシステムを使用してコンピュータ上で治療計画を立て、骨や周囲組織の状態を確認しながら治療を進めています。インプラントなどの外科処置は、完全個室の手術室で行います。
ただし、骨造成を行えばどのような状態でもインプラント治療ができるわけではありません。骨の状態やお口全体の状況、全身状態などを確認したうえで、治療の適応を判断します。
 

■骨を補う骨造成治療にはどんな種類がある?

骨造成にはいくつかの方法があり、不足している骨の場所や量などによって選択肢が変わります。代表的な方法として、サイナスリフト、ソケットリフト、GBR法などがあります。
実際にどのような処置が適しているかは、CT検査などで骨の状態を確認したうえで判断します。
 

サイナスリフト

サイナスリフトは、上あごの奥歯の部分で、インプラントを埋め込むための骨の高さが不足している場合に検討される骨造成方法です。
上顎洞の粘膜を持ち上げてできた空間に骨補填材などを入れ、インプラントを支えるための骨量を確保します。骨造成の範囲によっては、治癒までに一定の期間が必要です。
 

ソケットリフト

ソケットリフトも、上あごの奥歯で骨の高さが不足している場合に行われる方法です。
インプラントを埋め込むための穴から上顎洞の底を持ち上げ、骨補填材などを入れます。サイナスリフトとは処置方法や適応となる骨の状態が異なるため、CT検査などをもとに判断します。
 

GBR法(骨誘導再生法)

GBR法は、インプラントを埋め込む部分の骨の幅や高さが不足している場合などに用いられる骨造成方法です。
骨を増やしたい部分に骨補填材などを入れ、必要に応じて専用の膜で覆って骨ができるためのスペースを確保します。骨の状態によって、インプラント埋入と同時に行う場合と、先に骨造成を行ってからインプラント治療へ進む場合があります。
 

■骨造成を伴うインプラントのメリットと注意すべきデメリット

骨造成を行うことで、骨が不足しているためそのままではインプラントが難しかった場合でも、治療の選択肢が広がる可能性があります。
一方で、骨造成を伴う場合は外科処置が増えるため、インプラントのみを行う場合より治療期間が長くなることがあります。術後には痛みや腫れ、出血などが生じる可能性もあります。
また、感染や骨補填材が十分に定着しない可能性があるほか、上あごの骨造成では上顎洞粘膜を損傷するリスクなどがあります。骨の治り方には個人差があり、喫煙習慣や全身状態などが治癒に影響する場合もあります。
当院では、事前に検査を行い、治療内容や考えられるリスクについてご説明したうえで治療を進めます。
 

■骨がない場合のインプラント治療にかかる費用の目安

骨造成を伴うインプラント治療は自費診療となり、費用は骨の不足量や骨造成の方法、インプラントの本数などによって異なります。
当院では、CT検査などをもとに治療計画を立て、必要な処置と費用をご説明します。
お支払いには、現金のほか、クレジットカード、PayPay、デンタルローンをご利用いただけます。デンタルローンは6~84回の分割払いに対応しています。費用について気になることがありましたら、治療前にご相談ください。
 

■他院で骨がないと断られた方は、まず骨の状態を調べることから

 

歯科用CT

 
「骨がないのでインプラントは難しい」と言われても、どの部位の骨がどの程度不足しているかによって、考えられる治療方法は異なります。
当院では、歯科用CTを用いて骨の厚みや高さ、上顎洞など周囲組織との位置関係を立体的に確認します。そのうえで、骨造成を含めてどのような選択肢があるか、あるいは別の治療方法が適しているかを検討します。
インプラントの種類についても、お口や骨の状態に合わせてご説明します。他院で難しいと言われた場合も、まずは現在の骨の状態を確認することから始めましょう。
 

■よくある質問

骨造成やインプラントの手術は痛いですか?

手術中は局所麻酔を使用し、痛みに配慮しながら処置を行います。必要に応じて表面麻酔を使用するなど、麻酔時の刺激にも配慮しています。
術後は麻酔が切れたあとに痛みや腫れが生じることがあります。症状の程度には個人差があり、必要に応じて鎮痛薬などで対応します。強い痛みや腫れが続く場合などは、早めにご連絡ください。
 

骨造成をすると治療期間はどのくらい延びますか?

骨造成を行った場合、補った骨が安定するまで一定の治癒期間を設けることがあります。そのため、骨造成を行わないインプラント治療より数か月程度長くなる場合があります。
必要な期間は骨の不足量や処置方法、治癒の状態などによって異なります。検査後に治療計画とあわせてご説明します。
 

骨がない場合、どなたでも骨造成でインプラントができますか?

骨造成を行えば、すべての方がインプラント治療を受けられるわけではありません。
骨の状態やお口の状態、持病、喫煙習慣などによっては、骨造成やインプラント治療が適さない場合もあります。検査を行ったうえで治療の適応を判断し、必要に応じて入れ歯など別の治療方法についてもご説明します。
 

骨造成やインプラントに保険は使えますか?

当院で行う一般的なインプラント治療や骨造成は、公的医療保険が適用されない自費診療です。
治療内容によって費用が異なるため、検査後に必要な処置や費用をご説明します。
 

■博多で骨がないインプラントにお悩みの方は博多はやま歯科へ

「骨が足りないためインプラントは難しい」と言われた場合でも、骨の状態を詳しく調べることで、骨造成を含めた治療を検討できる場合があります。
当院は博多駅から徒歩5分の場所にあり、土曜日も診療しております。骨造成を含むインプラント治療についてもご相談いただけますので、他院で難しいと言われた方も一度ご相談ください。
CT検査などで現在の骨やお口の状態を確認し、考えられる治療方法をご説明いたします。