2026年04月09日
奥歯がグラグラする原因とは?治療法と抜歯が必要なケース
奥歯がグラグラすると、食事がしにくくなったり、「このままで大丈夫かな」と心配になったりする方もいらっしゃると思います。奥歯のぐらつきは、歯周病をはじめ、歯ぎしり・食いしばり、歯の根のトラブルなどが関係していることがあります。早めに原因を確認できれば、歯を残せる可能性が高まることもあります。この記事では、奥歯がグラグラする原因や考えられる治療方法について解説します。
奥歯がグラグラする主な原因

奥歯がグラグラすると、「もう抜けてしまうのでは」と不安になる方もいらっしゃると思います。実際には、ぐらつきの原因は1つとは限らず、歯周病だけでなく、歯ぎしり・食いしばり、歯の根の炎症、歯の破折、被せ物や噛み合わせの不具合などが関係していることもあります。原因によって必要な治療は異なるため、自己判断で様子を見るのではなく、まずは状態を確認することが大切です。
〇歯周病で歯を支える骨が弱くなっている
奥歯がグラグラする原因として多いのが歯周病です。歯周病は、歯ぐきだけでなく、歯を支えている骨にも影響する病気です。進行すると、歯のまわりの組織が少しずつ傷み、歯をしっかり支えにくくなるため、ぐらつきが出てくることがあります。出血や腫れ、口臭が続いている場合は、歯周病が進んでいる可能性も考えられます。
〇歯ぎしり・食いしばりで奥歯に負担がかかっている
歯ぎしりや食いしばりが続くと、奥歯に強い力がかかりやすくなります。奥歯はもともと噛む力を受けやすい場所なので、日常的に負担が重なると、歯の周りの組織にダメージがたまり、ぐらつきにつながることがあります。朝起きたときにあごが疲れている、被せ物がよく取れる、歯がしみやすいといった症状がある場合は、噛み合わせや食いしばりの影響も考えられます。
〇歯の根の炎症や膿が影響している
歯の根の先に炎症が起こったり、膿がたまったりすると、奥歯に違和感やぐらつきが出ることがあります。虫歯が深く進んだ場合や、過去に治療した歯の内部で感染が起きた場合などにみられます。噛むと痛い、歯ぐきが腫れる、熱いものや冷たいものがしみるといった症状があるときは、歯の根のトラブルが関係している可能性があります。感染が進むと、歯を残すために根の治療が必要になることがあります。
〇歯の根が割れている・ヒビが入っている
見た目には大きな異常がなくても、歯の根にヒビが入っていたり、根が割れていたりすると、奥歯がグラグラすることがあります。特に、神経を取った歯や、長く使っている被せ物のある歯では注意が必要です。ヒビや破折があると、そこから細菌が入り込み、炎症や痛み、腫れを起こすことがあります。症状が進むと、歯を残すのが難しくなることもあるため、早めの確認が大切です。
〇被せ物や噛み合わせの不具合が関係していることもあります
被せ物が合っていなかったり、噛み合わせのバランスが崩れていたりすると、一部の奥歯に負担が集中してしまうことがあります。その状態が続くと、歯の周りに炎症が起きたり、ぐらつきが強くなったりすることがあります。また、古い被せ物のすき間から汚れが入り、虫歯や炎症につながることもあります。奥歯のぐらつきは歯そのものの問題だけでなく、被せ物や噛み合わせまで含めて確認することが大切です。
奥歯がグラグラするときに多い歯周病とは
奥歯がグラグラするときは、歯周病が関係していることが少なくありません。歯周病は、歯ぐきだけでなく、歯を支えている骨にも影響する病気です。初期は痛みが少ないこともありますが、進行すると歯を支える力が弱くなり、奥歯のぐらつきや噛みにくさにつながることがあります。出血や腫れ、口臭などが続いている場合は、歯周病が進んでいるサインのこともあるため、早めに状態を確認することが大切です。
〇歯周病で奥歯が揺れやすくなる理由
歯周病が進むと、歯のまわりに炎症が起こるだけでなく、歯を支える骨にも影響が及びます。奥歯は噛む力がかかりやすい場所なので、支えが弱くなると前歯よりもぐらつきを感じやすくなることがあります。「噛むと違和感がある」「少し浮いたように感じる」といった変化も、歯周病が関係している場合があります。
〇出血・腫れ・口臭があるときは注意が必要です
歯みがきのときに血が出る、歯ぐきが腫れている、口臭が気になるといった症状は、歯周病でみられることがあります。痛みが強くないとそのままにしてしまいやすいのですが、こうした変化が続いているときは注意が必要です。特に、以前より歯ぐきが下がった感じがする、口の中がすっきりしないといった違和感がある場合は、一度確認したほうが安心です。
〇歯周病が進むと噛みにくさが出ることがあります
歯周病が進行すると、奥歯でしっかり噛みにくくなったり、噛んだときに痛みや違和感が出たりすることがあります。ぐらつきが強くなると、食事のたびに不安を感じることもあるでしょう。ここまで進むと、歯を支える組織への影響が大きくなっている可能性があるため、できるだけ早めに状態を確認し、必要な治療につなげることが大切です。
奥歯がグラグラするときは早めの受診がおすすめです
奥歯がグラグラするときは、できるだけ早めに歯科医院で状態を確認しましょう。歯のぐらつきは、歯周病などで歯を支える組織に影響が出ているサインのことがあり、進行すると歯を失う原因になることもあります。見た目の変化が少なくても、奥歯は噛む力がかかりやすいため、負担が続くことで症状が進みやすい場合があります。
〇痛みがなくても放置しないほうがよい理由
歯周病などによるぐらつきは、初期のうちは強い痛みが出ないこともあります。そのため、「痛くないから大丈夫」と考えてしまいやすいのですが、実際には出血や腫れ、口臭、歯のゆるみなどが進行のサインになっていることがあります。痛みの有無だけで判断せず、違和感が続くときは早めに確認したほうが安心です。
〇奥歯のぐらつきは自然に戻りにくい
奥歯のぐらつきが歯周病の進行や歯を支える骨の減少によって起きている場合、自然に元の状態へ戻ることは期待しにくいです。治療の目的は、炎症を抑えたり、これ以上悪化しないようにしたりすることが中心になります。特に骨の減少は放置で改善するものではないため、様子を見すぎないことが大切です。
〇早めの受診で歯を残せる可能性があります
ぐらつきの原因を早めに確認できれば、歯周病治療や噛み合わせの調整などで歯を残せる可能性が高まることがあります。反対に、症状が進んでから受診すると、歯を支える組織への影響が大きくなり、抜歯が必要になることもあります。奥歯がグラグラすると感じたら、自己判断で様子を見るのではなく、できるだけ早めにご相談ください。
奥歯がグラグラするときの治療方法
奥歯がグラグラするときの治療方法は、原因によって異なります。歯周病が進んでいるのか、噛み合わせの負担が大きいのか、歯の根に炎症があるのかによって、必要な対応は変わります。大切なのは、今の状態を確認したうえで、できるだけ歯を残せる方法を考えることです。博多はやま歯科では、ぐらつきの原因を確認し、一人ひとりのお口の状態に合わせて治療方針をご案内します。
〇歯周病治療で炎症を抑える
奥歯のぐらつきが歯周病によるものであれば、まずは歯ぐきの炎症を抑えることが大切です。歯と歯ぐきの境目にたまった汚れや歯石を取り除き、お口の中を清潔にしながら、歯周病の進行を抑えていきます。炎症が落ち着くことで、歯ぐきの腫れや出血がやわらぎ、ぐらつきがこれ以上進まないようにしていくことが目標になります。
〇噛み合わせを確認して負担を減らす
歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせの偏りがあると、特定の奥歯に強い負担がかかり続けてしまいます。そのため、歯周病だけでなく、噛み合わせの状態まで確認することが大切です。必要に応じて噛み合わせを調整し、奥歯に集中している負担をやわらげることで、ぐらつきの悪化を防ぎやすくなります。
〇必要に応じて歯を固定する
歯のぐらつきが強い場合は、周りの歯とつなげて固定する方法を選ぶこともあります。揺れを抑えることで、食事のときの違和感を減らし、歯にかかる負担を軽くすることが期待できます。ただし、固定だけで原因が解決するわけではないため、歯周病治療や噛み合わせの確認とあわせて進めていくことが大切です。
〇状態によっては抜歯をご提案することもあります
歯を支える骨の減少が大きい場合や、歯の根が割れている場合などは、歯を残すことが難しいこともあります。そのようなときは、無理に残すことで周りの歯や歯ぐきに負担が広がらないよう、抜歯をご提案することがあります。もちろん、すぐに抜く前提でお話しするのではなく、まずは今の状態を丁寧に確認し、どの方法がよいかを一緒に考えていきます。
抜歯が必要になった場合、インプラントという選択肢
奥歯を残すことが難しく、抜歯が必要になることもあります。歯を失ったままにすると、噛みにくくなるだけでなく、周りの歯に負担がかかったり、噛み合わせのバランスが変わったりすることがあります。そのため、抜歯後はお口の状態に合わせて治療方法を考えることが大切です。治療方法の1つにインプラントがあります。インプラントは、あごの骨に人工歯根を埋め込み、その上に歯を入れる方法で、しっかり噛みやすいことが特徴です。また、周りの歯を大きく削らずに治療しやすい点もメリットです。一方で、骨の状態や全身の健康状態によって適応が異なるため、まずは今のお口の状態を確認したうえで、ご自身に合った方法を考えていきます。
奥歯のぐらつきが気になる方は、博多にある歯医者【博多はやま歯科】へ
奥歯のぐらつきは、見た目では分かりにくくても、お口の中でトラブルが進んでいるサインのことがあります。博多はやま歯科では、ぐらつきの原因を確認し、できるだけ歯を残せるように治療方法をご提案しています。抜歯が必要な場合も、その後の治療方法まで含めて丁寧にご説明します。奥歯の違和感やぐらつきが気になる方は、博多はやま歯科へご相談ください。
